5/25/2008

くにざかい No Borders

ある日の夕方。
米国、中国(含台湾)、日本からの総数50名を ホテル前から貸切バスに乗せて埠頭へ向かうことになった。

終日続いた会議後、懇親目的のクルーズへ移動するためだ。

誰が来ていないのか、参加しないのか、バスの中で、英語・中国語・日本語が飛び交う。

参加者のうち1名が、出発時間を10分すぎてもいないことがわかった。部屋に電話をしても、応答がない。

船の出航時間に間に合うのか。。。

じきに本人は現れ、詫びながらバスに乗った。ここで私の心を和ませたのは、待っていた参加者の割れんばかりの『拍手』だった。

日本人だけなら、「ああ、やっときたね。よかったよかった」という優しい言葉は出るかもしれないが、「何してたんだ。間に合わなかったらどうするんだ」と、苛立つ人もいただろう。

同じ感覚をこの参加者もそれぞれ持っていたとは思う。が、『拍手』は遅刻者を安心させ、ネガティブな雰囲気を一瞬でポジティブなものに変えた

とにかく、この人たちは元気だった。

船内のカラオケに英語や中国語の歌もあると知るや、あっという間に国別対抗や男女別対抗歌合戦が始まり、いい意味で順番に競い合う。人を楽しませ、笑わせ、そして自分も楽しむ。仕事上の肩書きに関係なく、真剣に遊んでいる。

決して歌わずニコニコしている人、外の景色を眺めている人もいれば、仲間に引きずり出されて一緒に歌う人もいる。飲みたい人は飲み、飲みたくない人は飲まない。

船を降り、バスに乗ってホテルに帰った後も、「2次会だ!  カラオケバーに行こう! 」と盛り上がり、20名くらいが夜の街へ消えていった。

それぞれの意志で動き、ばらばらのようでまとまりがある。
なんとも居心地のよい、集まりだった。

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