11/09/2008

人種差別 OBAMA

私が首都ワシントンDCエリアに住み、往き来していたのは、クリントン政権~ブッシュ政権時代だった。

DC、バージニア州・メリーランド州の一部からなるDCエリアは、地下鉄やバスの公共交通網が整備され、東京23区近郊と形が少し似ている。治安のいい・悪い場所はだいたい決まっていて、エリアに入らず、日が暮れてから一人で出歩かなければ、まず安全だった。

ニューヨーク市に比べると落ち着いて地味な街。車で5分ほど郊外に向かって走れば、高速道路沿いに鹿などの野生動物が現れる。「狭山丘陵に丸の内」がある感じだと、思った。

人種はさまざま、白人、黒人、ヒスパニック、中近東、アジア。古くから政府系の奴隷がいたため、黒人層は多い。首都ゆえに教育がしっかりしているせいか、年齢が若くなるほど人種差別的な意識は他州よりは薄く、人々は全体的にお互い礼儀正しい。

それでも、『黒人を嫌悪するまたは怖がる白人』、『白人層には決して近づかない黒人』は、いた。かつて虐げ、あるいは逆襲した闘争史の根は、深い

オバマ氏が次期大統領に当選したのは歴史的なことではある。が、彼は奴隷の子孫ではない。白人の血も引いている。 黒人の中にも差別があり、色の濃さで微妙に違うグループに分かれるので、彼を受け入れない黒人層も、あるだろう。

9.11後の米国では、差別の標的は中近東やイスラム系に多少移った。戦争がときどきなければ団結しにくい多民族・多宗教国家。より複雑になった世の中をオバマ政権がどう変えていけるのか。

この選択が、米国や世界にとって本当によかったのだと、感じられる日が来ることを心から願う

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